N I E(エヌ・アイ・イー)はNewspaper in Education の略で、「教育に新聞を」の意味です。

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<NIE・教育に新聞を>同じ話でも違うね/名護小 新聞2紙読み比べ(2013年5月31日、教育面)

 【名護】新聞を読み比べることで、読む力を育てようと、名護小学校5年生を対象にした研究授業が27日、同校であった。同じ出来事を取材した琉球新報「りゅうPON!」と沖縄タイムス「ワラビー」を使い、両方の記事の違いから記者が伝えたい部分を読み取った。児童らは新聞記事の書き方などを学んだ後、自らテーマを決めて取材し、6月半ばに独自の「名護小新聞」を発行する。

 研究授業は国頭地区指導主事等研修会の一環で行われ、名護小授業改善アドバイザーの徳山章子教諭が担当した。浦添市の港川学童クラブが4月に、小学校最後の思い出として飲酒運転をなくそうと訴えながらリヤカーを引いて、南部を歩いた記事を使った。

 「小学校最後の思い出」「中学からの新生活」を中心とした「りゅうPON!」と、「飲酒運転一掃」の活動を主に書いた「ワラビー」を比べた。

 授業を受けた安慶田蘭菜さんは「人によって見方や考え方が違うことが分かった」と語った。徳山教諭は「次は読み手を意識しながら取材し、記事をつくりたい」と話した。

<おでかけりゅうPON!>紙面の工夫を発見/浜川小で本紙出前講座(2013年5月31日、教育面)

 記者による出前講座「おでかけりゅうPON!」が29日、北谷町立浜川小学校(伊良波聰校長、児童数585人)で開かれ、4年生82人が新聞紙面や記者の仕事について学んだ。

 昨年まで同校教諭として勤務していた県立総合教育センターの甲斐崇研究主事(NIEアドバイザー)、琉球新報NIE推進室の座波幸代記者が新聞の特徴などを説明した。

 児童らは新聞をめくりながら、紙面の工夫点について考えた。「みんなに伝えたいことが大見出しになっている」「写真やクイズなど、子どもでも楽しめる」などの声が上がった。

 当銘祥子記者は記者を志した理由を紹介した。「県外の大学院に進んだ時に、沖縄がさらに好きになった。沖縄を離れてみて、良さに気付かされた」と話した。

 取材の心構えを学んだ南さくらさん(10)は「記者は聞き上手になることが大切だと分かった」と話した。

<おでかけりゅうPON!>記事加工し「贈り物」/真喜屋小 児童ら作品作り(2013年5月30日、社会面)

琉球新報の記者による出前講座「おでかけりゅうPON!」が29日、名護市立真喜屋小学校(平良正栄校長、児童数106人)であった。3、4年生32人が小中学生新聞「りゅうPON!」をめくって記事や写真などを選び、画用紙に貼ってお母さんやお父さんへの「記事のプレゼント」を作る学習に挑戦した。

 講座は授業参観の時間を利用して行われた。座波幸代記者がニュースを伝える新聞の工夫点を紹介した後、児童らは保護者と一緒に新聞をめくり、どの記事を選んだかを説明したり、かわいらしく貼り付ける作業を楽しんだりした。

 琉球国王の冠の記事を貼って「お母さんにもプレゼントしたい」と書き込んだ作品や、お小遣いの記事を貼って「1カ月に1回、できたらちょうだいね」と思い思いのメッセージを書き込んだ作品が並んだ。

 宝くじの広告などを貼った4年生の前川生季(いぶき)君(9)は「当たったら、家族でディズニーランドに行きたい」と書き込んだ。母江利子さん(40)は「新聞に興味を持ってもらう良い機会になった」と話した。

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