最新コンテンツ
<おでかけりゅうPON!>紙面の工夫点探す/大宮小児童 新聞めくり学習(2013年6月21日)
琉球新報の記者が新聞の仕組みや取材方法を紹介する出前講座「おでかけりゅうPON!」が20日、名護市立大宮小学校(古謝治校長、児童数800人)であった。5年生134人が、新聞をめくりながら、紙面の工夫点などを探した。当日の新聞の特徴を考えた児童らは「最新の台風情報が載っている」「沖縄戦のことがまとめられている」などと発表した。
記者の仕事や七つ道具を紹介した大城三太記者は、記者の心構えを「相手の話を真剣に聞く、分からないことは何度でも聞くことが大切」と説明した。児童らは「週末の出来事」を題材にインタビューに挑戦し、記事を仕上げた。
知念生恭(みゆき)さん(11)は「紙面のどこに配置されるかによって、ニュースが順位付けされていると知った。そこに着目して新聞を読んでいきたい」と話した。
<おでかけりゅうPON!>戦争「知る」意義強調/コザ小 記者が平和学習講師(2013年6月20日、社会面)
本紙記者による出前講座「おでかけりゅうPON!」が19日、沖縄市立コザ小学校(平田光秀校長、児童数320人)であった。社会部の赤嶺玲子記者が沖縄戦当時、学徒隊として戦場に動員された体験者への取材経験を紹介。「皆さんは戦争が怖い、恐ろしいことだと教えてもらっているが、昔の人は知らずに戦場に行ってしまった。皆さんは知っているからこそ『兵隊にはなりたくない』『戦争はいやだ』と拒否できる」と述べ、戦争の実態を「知る」ことが大事だと強調した。
講座は「慰霊の日」を前に全児童が参加する「平和を考える集会」で行われた。
赤嶺記者は学生時代に沖縄戦について学び、平和ガイドをした経験も紹介した。戦後68年がたち、体験者の高齢化が進み、「皆さんは体験者の話を聞ける最後の人たちになるかもしれない。大人になり、自分の子どもにも沖縄戦のことを伝えてほしい」と願いを込めた。
6年の大湾海李君(11)は「体験者の話を次の世代に伝えていくのは難しいと思うが、沖縄戦のことを多くの人に伝えたい」と話した。
<読んで広がるNIE>追加62人を刻銘/平和の礎 岩板設置(2013年6月18日、社会面)
沖縄戦で亡くなった人々の名前が刻まれている糸満市摩文仁の平和の礎で17日午前、2013年度に追加の刻銘が決まった62人(県内46人、県外16人)の名前を刻んだ石の板を取り付ける作業が行われた。太平洋戦争のときに広島県や長崎県に原子爆弾が落とされて被害を受けた沖縄出身者16人が確認されたこともあり、ことしの刻銘数は過去最低だった昨年度(36人)を26人上回った。
画像をクリックすると、授業などで役立つワークシートが開きます。