<NIE・教育に新聞を>「何度も読め記憶残る」/糸満南小でNIE講座 「新聞」熱心に学ぶ(2013年6月11日、市町村面)
【糸満】糸満市立糸満南小学校(平田清美校長)は6日、県立総合教育センターの甲斐崇研究主事を講師として招き、教育現場で新聞を活用するNIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション)講座を開いた。授業を受けた5年生の児童は、実際に新聞を手に取り、気になる記事探しや、県内紙の見比べなどを体験。新聞記事の仕組みや利点を学んだ。
甲斐主事は、児童らに新聞を配り、どのような種類の情報が掲載されているか見つけるよう指示。児童らは、ニュースのほか、天気やクイズ、車の広告など、さまざまな情報が掲載されていることを学んだ。
また「見出し」や「リード文」など新聞の専門用語を分かりやすく紹介。記事の最初の段落「リード文」には要約の役割があり、5W1H(いつ、誰が、どこで、何を、なぜ、どのように)の要素が必ず入っていることを教えた。さらに見出しの大きさで重要度が測れると説明した。
甲斐主事が「新聞とテレビとの違いは」と聞くと、児童から「新聞は何度でも読めて、記憶に残りやすい」などの意見が出た。意欲的に授業に取り組んでいた、伊敷斗海也(とみや)君は「新聞の秘密がいっぱい学べた。これからも新聞を読んでいきたい」と話した。
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