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<おでかけりゅうPON!>「働く意義」考える/沖工3年生に新聞講座(2013年5月29日)


琉球新報の記者による出前講座「おでかけりゅうPON!」が24、27の両日、那覇市松川の県立沖縄工業高校(山城邦定校長)であり、3年生103人が新聞記者の経験を聞きながら「働くこと」や社会と関わることの意義について考えた。

 生徒らは見出しを読み、気になる記事を選んで紹介し合うワークショップに挑戦。新聞がコミュニケーションを深める手段としても有効だと体感した。

 大城三太記者は記者を志した理由について「沖縄戦や基地問題に向き合おうと思ったことがきっかけの一つ。取材を通して多くの人と出会い、さまざまな考え方を学ぶことで自分の視野も広がり、そこにやりがいを感じている」と話した。

 座波幸代記者は2001年の米中枢同時テロをきっかけに「基地のある沖縄は危険」と修学旅行のキャンセルが相次いだことや、沖縄の労働問題を取材した経験を紹介。「新聞を通して人と人がつながり、社会の出来事を『人ごと』ではなく、『わたしたちごと』として考えてもらえたらうれしい」と語った。

 情報電子科の知名元気(もとき)君(17)は「新聞が多くの人のつながりによって成り立っていることを知った。将来は理学療法士などの仕事を目指したい」と語った。



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