<NIE・教育に新聞を>伝える力 どう磨く/島尻中学社会科研 初の新聞教室(2013年8月9日、市町村面)
【八重瀬】島尻地区中学校社会科教育研究会は、「新聞記者に学ぶ『伝える力』~伝える力を磨き、新聞づくりに生かそう」のテーマで、第1回夏休み中学生「社会科新聞づくり」教室を5日、八重瀬町の南部総合福祉センターで開催した。地区内の中学生ら22人が参加し、情報を「伝える力」を身に付けるため、5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、どうした、なぜ、どのように)の文章の要素を意識しながら、ペアでインタビューに挑戦した。
教室は、児童生徒の調べる力や表現力向上などを目的に開催される「第8回琉球新報学校新聞コンクール(第15回県中学校社会科新聞コンクール)」に向けて、初めて開催した。
参加者は新聞をめくりレイアウトや見出しなど、情報を分かりやすくまとめる工夫点を発見。琉球新報NIE推進室の座波幸代記者は「図書館やインターネットもいいが、調べたいテーマについてよく知っている人に話を聞いたり、実際の場所に足を運んだりすることも大事」と説明した。
東風平中3年の久保田藍日さん(14)は「初めて友達にインタビューしたが、メモを基にすると記事が書きやすく楽しかった」と話し、金城来佳さん(15)は「新聞記者は常に『なぜ』と疑問を持って取材をしているから、多くの情報を素早く確実に伝えることができると知った」と語った。
- <読んで学べるNIE>年々完成度高く/新報学校新聞コンクール(2012年10月16日)
- <おでかけりゅうPON!>新聞の活用法学ぶ/読谷 図書館職員に出前講座(2013年1月29日)
- <おでかけりゅうPON!>新聞活用法学ぶ/琉大教育学部で講座(2012年7月7日)
- 琉球新報の取り組みをご紹介します!①
- <2013新報移動編集局「与那原ウイーク」>おでかけりゅうPON!/紙面構成学び 取材にも挑戦/与那原小で出前講座(2013年10月10日、社会面)