<NIE・教育に新聞を>新聞素材の活用で子どもに社会性を/県適応教室連絡協が研修(2013年6月14日、教育面)
県適応指導教室連絡協議会担当者連絡会の研修が11日、沖縄市の県立総合教育センターであった=写真。同センターの甲斐崇研究主事が新聞を教育に活用するNIEの手法を紹介しながら「新聞を通して社会性、他者性、地域とのつながりを子どもたちに身に付けてほしい」と語った。適応指導教室で不登校児童・生徒の学校復帰に向けた支援に取り組む教員ら25人が参加した。
甲斐主事は記事の読み聞かせや、写真や四コマ漫画の吹き出しを考える実践例を紹介した。「新聞は興味を与える素材が豊富で、いろいろな見方、考え方に触れることができる。新聞を教材として使うには、発達段階に応じて工夫するのが教師の腕の見せ所だ」と話した。
適応指導教室「てるしの」担任の比嘉優子教諭は「教室の生徒は自分の気持ちを伝えるのが苦手な子が多いが、写真や漫画を使うことで伝えることができると思う。感想や考えを述べることが社会適応能力を育てるはずだ」と話した。
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