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新聞記事の活用広がる/「体罰」活発に議論/教員志望沖大生 生徒指導を考える(2013年5月17日)


沖縄大学で講義「生徒指導論」を受講する学生が14日、琉球新報連載「指導者の手のひら~『体罰』を考える~」を活用し、議論を深めた。同講義を受講する学生は中学校や高校の教員を目指しており、将来教職に就いた時、体罰の問題にどう向き合っていくべきかについて活発に議論した。

 14日の講義に出席した学生38人は事前に読んだ連載「指導者の-」を踏まえ、「体罰をしない教師とはどのような教師か」や「体罰をしない学校をつくるためには何をすべきか」などについて、グループで話し合い、発表した。学生たちは「教師にゆとりがないと体罰が起こるのではないか」「体罰は安易な指導だ」など、それぞれの意見を発表し合った。

 中野里奈さん(19)=2年=は体罰について「一般社会では暴力は許されないのに、学校現場では『愛のムチ』と称して許されるのはおかしい」と強調した。

 講義を担当する上地幸市教授は「体罰は学校現場の先生方が向き合わないといけない課題で、学生みんなの必修課題として取り上げた」と今回の講義の意義を語った。



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