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<おでかけりゅうPON!>記事選び 親子で会話/前田小家庭学級 新聞作りも学ぶ(2012年10月19日)


 
 親子で新聞について学び、家庭内のコミュニケーションを深めようと、浦添市立前田小学校の保護者らによる家庭教育学級(学級長・田中宏樹PTA会長)が10日、那覇市天久の琉球新報社であった。同校の児童と保護者22人がお気に入りの新聞記事を選び、親子でプレゼントし合うワークショップなどを楽しんだ。

 参加者らは琉球新報新聞博物館や印刷局を見学し、新聞の歴史や朝刊が家に届くまでを学んだ後、親子NIE講座に参加した。大城三太NIE推進室記者が「トップ」「肩」「ハラ」といった記事の配置や、時間のない時でも情報を簡単に収集できる見出しの読み方を紹介した。
 ワークショップでは、琉球新報本紙や小中学生新聞「りゅうPON!」、副読紙「レキオ」から、参加者が「お父さんやお母さんに贈りたい記事」「子どもたちに読んでほしい記事」をそれぞれ選んで切り抜きに挑戦した。どうしてその記事を選んだのかをお互いに説明しながら、色画用紙に貼り付け、折り紙やカラーペンで彩った。
 3年の呉屋芽依さん(8)はパンダの記事の写真を貼り「お父さん、パンダ見た~い」とかわいいメッセージを添えた。母晶子さん(43)は「新聞製作の現場を実際に見て、いろいろな人の思いが紙面に詰まっていることを知った。インターネットも便利だが、新聞に立ち返りたい」と話した。
 田中会長は「記事を選び、子どもから、親からすてきな文章を考えるのはとてもいいこと。環境を与えれば、子どもたちが伸びることを実感した」と話した。



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